どうして分かってくれないの?夫婦関係に苦しんでいた私が「本当の原因」に気づくまで

  「どうして分かってくれないの?」

結婚してから、私は何度この言葉を心の中で繰り返したでしょう。

体調が悪くても気づいてもらえない。

話しかけても返事がない。

苦しいときほど、一人ぼっちのように感じていました。

そのたびに私は、

「私は大切にされていない。」

「愛されていない。」

そう思い込んでいたのです。

  優しいはずの夫の言葉に涙が出た日

ある日、高熱で立つことさえできないほど体調を崩したことがありました。

横になっているだけで精一杯。

そんな私に夫は言いました。

「今日は簡単な食事を作るだけでいいよ。」

きっと夫なりに気を遣ってくれた言葉だったのでしょう。

でも、その瞬間の私は胸が締めつけられました。

「違う…。そうじゃない。」

「立っていることすらつらいの。」

「ご飯なんて作れない。」

心の中では何度も叫んでいました。

でも、その言葉は口から出ませんでした。

「助けて。」

その一言が言えなかったのです。

苦しいのに笑ってしまう。

無理をしてしまう。

そして、

「どうして分かってくれないの?」

と、一人で傷つく。

今思えば、一番苦しかったのは、夫に分かってもらえないことではありませんでした。

自分の苦しさを、自分で伝えられないこと。

それが、本当の苦しみだったのです。

  「察してくれるはず」という思い込み

私は昔から、人の気持ちを察するのが得意でした。

「今日は疲れているな。」

「何か嫌なことがあったのかな。」

そんな空気を自然に感じ取り、相手に合わせて行動することが当たり前でした。

だから当然、夫も同じように私のことを察してくれると思っていました。

でも、現実は違いました。

テレビを見ている夫に話しかけても返事がない。

私はそのたびに、

「無視された。」

「私はいてもいなくても同じなんだ。」

そう傷ついていたのです。

  衝撃を受けた一冊の本

そんな私の価値観を大きく変えた本が、

「話を聞かない男、地図が読めない女」でした。

この本には、男性と女性では脳の働き方や情報の処理の仕方に違いがあることが紹介されています。

例えば、女性は複数のことを同時にこなしながら周囲にも意識を向けやすい一方で、

男性は一つのことに集中すると、他の情報が入りにくい傾向があります。

また、女性が「言わなくても気づいてほしい」と感じる場面でも、

男性は言葉にして伝えられないと気づけないことが少なくありません。

もちろん個人差はあります。

それでも私は、

「こんなに違うの?」

と衝撃を受けました。

夫は私を大切にしていないのではなく、

ただ、私が思っているようには気づけなかっただけなのかもしれない。

そう思えた瞬間、夫を見る目が少し変わりました。

  本当の問題はそこではなかった

それから私は努力しました。

「頭が痛い。」

「今日は休みたい。」

「風邪をひいている。」

少しずつ言葉にして伝えるようになりました。

テレビを見ているときには話しかけないようにもしました。

それだけでも夫婦関係は以前よりずっと楽になりました。

でも、それはまだ表面的な変化でした。

本当に変わったのは、その後カウンセリングを受け、自分の心と向き合い始めてからです。

私はずっと、自分の気持ちにフタをして生きていました。

悲しくても、

寂しくても、

苦しくても、

感じないようにしていたのです。

だから、自分でも

「私は今、悲しい。」

ということさえ分からなくなっていました。

  アダルトチルドレンだった私

心理学を学ぶ中で分かったことがあります。

私はアダルトチルドレンとして生きてきたということでした。

幼い頃から親の顔色を見て、

我慢することが当たり前になっていた私は、

「助けて。」

「苦しい。」

「寂しい。」

そんな気持ちを感じることも、伝えることも分からなくなっていたのです。

だから夫の反応を見るたびに、

「私は愛されていない。」

そう思ってしまっていました。

でも、本当は違いました。

私は昔から、

「私は愛されない存在なんだ。」

という思い込みを持っていただけだったのです。

  自分を大切にすると、人間関係は変わり始める

カウンセリングを通して、

私は少しずつ自分の心の声を聴けるようになりました。

悲しい自分も、

寂しい自分も、

甘えたい自分も、

丸ごと受け入れられるようになっていきました。

すると不思議なことに、

夫との関係も少しずつ変わり始めました。

夫が変わったというより、

私が自分を大切にできるようになったことで、

素直な気持ちを安心して伝えられるようになったのです。

心が通い合うようになると、

以前なら傷ついていた出来事も、

違う景色に見えるようになりました。

  あなたにも伝えたいこと

もし今、

パートナーとの関係に苦しんでいるなら、

その原因は相手だけではないかもしれません。

そして、あなたが悪いわけでもありません。

人によって苦しみの原因は違います。

罪悪感かもしれません。

自己肯定感の低さかもしれません。

幼い頃に負った心の傷かもしれません。

でも、一つだけ共通して言えることがあります。

自分との関係が変わると、人との関係も変わる。

自分を責めることをやめ、

いい自分も、できない自分も丸ごと受け入れ、

「私は私でいい。」

そう思える心の土台が育っていくと、

他人を責める苦しさも、

自分を責める苦しさも少しずつ手放していくことができます。

そして、その変化はパートナーシップだけではなく、

人生そのものを優しく変えてくれます。

もしあなたが今、

「どうして分かってくれないの?」

そう涙を流しているなら、

その涙には、ちゃんと理由があります。

一人で抱え込まなくて大丈夫です。

あなたの心が長い間抱えてきた悲しみを、一緒に見つけ、癒やし、本来のあなたを取り戻していきませんか。

あなたが自分を大切にできるようになったとき、

人生は必ず、新しい方向へ動き始めます。

少しでもお話してみたいと思った方は、お試しカウンセリングを受付中です。